カヤックの漕ぎ方で大切なこと③
さて、2回目には力が伝わる順番を説明していきましたが
理詰めで考えていくと
”順番”という事として力が伝わるのではなく
ほぼ同時に漕いだチカラ(手)がカヤック(足)に伝わるのがベストですよね
そのためには筋力(順番的)で力を伝えるのではなく骨格(同時多発的)をなるべく”固定”してパドルからカヤックへ力を伝えるのがベストだと思っています。
もちろん最低限のパドルを持つ力だったり下半身をカヤックに固定するための下半身の力などの筋力は必要ですが、できる限り骨格を整え無駄な筋力を使わず漕げると最高ですね
各個人個人によって腕が長かったり體幹が発達していたり足が短かったりいろいろあると思いますがこの”骨を揃える”という原則は変わりません
一般的に
・下半身は蟹股
・フットブレイスはつま先
・内膝はコクピットを持ち上げるように
・お尻は引いて
・背筋はまっすぐ軸を作るように
・パドルは中心を頭の上に乗せた時に両肘が90度になるくらい
・持つ位置はみぞおちの前あたり
と基本姿勢はなっていますが
皆さんはどうでしょうか
例えばですが僕の場合
何年もやっていますが持ち幅が狭めでしたが
あえて更に狭くしたり広めにしたりすることで
體全体への影響の違いが判りはじめ
だんだんベストの方向へと向かっているかと思います。
カヤックを漕ぐときにあえて自分の悪い癖を更に悪くしてみるのも手かもしれません
”骨格を固定する”
意識して漕いでみましょう